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[【ジャコバン広場に堂々の日本勢。童夢、東海大、テラモスらがマシンをお披露目]
http://news2.as-web.jp/contents/news_page3.php?news_no=15785&cno=31&b6Ec=1#

※転載しちゃいます

6月10日・火曜日、ル・マン市内の中心部にあるジャコバン広場で、毎年恒例の車検が行われた。この車検は9日・月曜日から開始されたが、LMP1クラスで覇権を争うと見られるアウディ&プジョー、さらにガソリンエンジン勢の強豪であるペスカローロ&オレカ、日本勢の童夢、東海大学・チーム・テラモスらは、すべて2日目となる火曜日にスケジュールが組まれていた。多くの観客が見学に詰め掛ける中、これらのチームのドライバーやマシンが次々と姿を現し、ル・マンは一気にお祭りムードが高まってきた。

 この日、注目チームの中で最初に姿を現したのは、童夢。テストデーの後、4日(水)にブガッティサーキットでのテストをこなしたS102が、地元の観客の見守る中で晴れの姿を披露した。清々しい表情でジャコバン広場を訪れたドライバーにとっても、こうした形の車検は初体験。今回、中心となってマシン開発を進めてきた伊藤大輔は、日本とヨーロッパ、その文化の違いに驚いたと言う。
 
 「こういう車検はいいですね。普通は車検とドライバーの登録が、別々の場所で行われたりしますけど、両方同じ場所でやっていることでお客さんにも見やすいですし、日本でも真似して欲しいです。スタッフとしては、自分たちのピットからわざわざクルマを運んでこなくちゃいけないので、多分こっちの方が大変でしょうけど、雰囲気的にはキチッとイベント作りをしていて、お客さんが楽しんでくれると思う。年に1回だからっていうのも、あるのかも知れないですけどね」
 「ル・マンに関して、車検のことも話には聞いていましたが、実際こういう場に来て、海外のファンの人たちに囲まれた中でやっていると嬉しい。お客さんたちは下調べがすごいというか、モータースポーツに対して興味があって、ものすごくストイックに調べたり、サインを求めてきてくれたり。その辺は、文化の違いなんでしょうね。こういう感じだと、ドライバーだけでなく、チームのスタッフも、自分たちのやっている仕事にやりがいを感じられる雰囲気が作られていると思いますし、自然と士気が上がると思います」と、その感激を語った。


 続いて姿を現したのは、東海大学。テストデー前に現地入りしていた先発隊の学生たちに加え、本番には後発隊の学生も合流。車検場での記念撮影では、クルマの回りに全スタッフが集まって、誇らしげな顔を見せた。今回、学生たちは1人1人が役割分担をしており、情報収集を担当する係りも。そうした学生たちは、自分たちのマシンがサーキットに戻った後も車検場に残り、他チームのマシンの写真を撮るなど、熱心に研究していた。


 次に登場したのは、オレカ。現在日本で活躍中のロイック・デュバルやかつてトヨタF1でも活躍したオリビエ・パニスなどが所属していることから、日本人にとっても親しみの持てるチームだ。今回がル・マン初参戦となるパニスは、テストデーでサルテサーキットを走った印象を次のように言う。
「テストデーは天気がちょっと難しかったけど、まずはコースを学ばなきゃいけなかった。どこを走らなくちゃいけないかとか(笑)。コース自体は、すごく面白い。一番好きなコースは、ポルシェコーナーだね。あそこはスピードが高いし、攻めがいがある。このレースは、世界の中でも人気のあるレースだし、フランス人ドライバーにとっては、重要な一戦。F1をやっている時は、なかなかこのレースに出るのは実際問題として難しかったけど、もちろん今年走ってみて、自分が思った通りのレースだったら来年も出たいよ。今回は正直言って、完走するのが第一目標。だけど、いつかこのレースで勝てるチャンスがあれば素晴らしいと思う」

 さらに、午後1番で車検場に現れたのはペスカローロ。こちらには、ブノワ・トレルイエが加入した。地元出身ということで、トレルイエは車検場でも人気者。フランスメディアの取材を受けたり、サインを求めるファンたちに応じたりと、今年も車検場で忙しく動き回っていた。
 その後、アウディのマシンとドライバーが登場。さらに時間的にオーバーラップする形で、プジョーもマシンとドライバーが現れた。この2チームが姿を見せると、報道陣も一気にヒートアップ。いずれのチームも、ドライバーたちは取材攻勢を受ける。その合間には、良きライバルとして両チームのドライバーがエールをかわす姿も見受けられた。

 そして、今年の車検のトリを飾ったのは、チーム・テラモス。寺田陽次郎、加藤寛規の2人は、すでに何度もジャコバンを訪れたことがあるが、ルーキーの高橋一穂にとっては初めて。高橋は、「紫電の写真を持ってきてサインしてくれっていう人がいるのに驚いた」と、テストデーに続き嬉しそうな笑顔を見せていた。
 ル・マン24時間レースはいよいよ明日、現地時間の午後7時から予選セッションを迎える。PPを獲得するのは、どのマシンなのか。またそのタイムは? 前回のテストデーでプジョーはすでに3分22秒台というタイムを出してはいるものの、「あれはレース用ソフトタイヤで出したタイムなんだ」とステファン・サラザンは語った。では、QFタイヤを履いた時には、どこまでタイムを伸ばすのか? そのあたりが予選の見所となりそうだ。


 (Yumiko Kaijima)
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